このページでは自分の神経症的症状に対する治療の体験談を書いています(すでに10年前の話です)。今回の記事では、これまで自律訓練法の練習をしており一定の効果が表れ始めていた矢先、過度なストレスによってまた症状がぶり返してしまいました。そんな中、ネットの口コミを見て、ドリームアートの鬼才岩波英知先生を知ることができました。神経症克服プログラム(現在は自己正常化プログラム)を受講することを決意し、それについての体験と感想を記事にしています。
目次
自律訓練法の限界?
自律訓練法を続けて約2年、腹部温感もほとんどマスターしお腹の温かみを大分感じられるようになった。症状はまだ辛かったものの以前と比べて薬の量も減ってきて心身ともに快方に向かっていると思っていた矢先でした。
その時、会社から強力に取るように勧められていた大事な資格試験の日が近づいていました。半年も前から勉強をして準備もし、前まではプレッシャーにも弱い自分だったが、今度は自律訓練法があるからメンタル面でも大丈夫という自負がありました。
しかし、試験日が近づくにつれてなぜか心の底から不安と焦りの暗雲がモクモクと膨らんできたのです。
そしてだんだんと寝つきが悪くなってきました。
自律訓練法をやっているはずなのに不安が消えず落ち着きが得られない、焦りが焦りを呼び、不安が更に大きくなっていく「何でなんだ!?」といくら考えても原因がわからない、ただ症状がだんだん悪くなっていく。「どうしよう、どうしよう!」と慌てふためているうちに試験二日前の夜、とうとう全く眠れなくなってしまったのです。
「大事な試験なんだ、体調を万全に調えてのぞまなければならない、もし落としたら上司やみんなに何を言われるかわからない・・」いろんな考えが頭をぐるぐる回っていた。夜も眠れないどころか、昼間も眠れなくなってしまったのです。
前日の勉強をそっちのけで寝ることに集中し始めたのだが一向に目が冴えわたって眠れません。
薬を大量に飲んでしまおうかと考えたが、「今までの減薬の苦労はどうするだ」という心の中で「飲むか飲まないべきか」葛藤が渦巻きました。
ストレスが強すぎると効果がないのか!?
そして、自律訓練法でひたすら自分に暗示をかけました。
結局、二日間、一睡も出来ずに試験にのぞんみ、身体はだるく頭は回らない、目はシバシバする、緊張性の頭痛と顔面の硬直がより一層ひどさを増し、試験問題を読んでも理解できず、まして回答もまともにできる状態ではなかったのです。
最悪の日だった。試験はズダボロだった。そして2年間取り組んできた自律訓練法が全く効力が無かったことと、ダブルショックを受けたのです。
そして悪夢はこれで終わらずに、試験から解放されたことでぐっすり眠れるようになると思いきやその後もほとんど眠れなくなってしまったのです。
「もうさすがに身体がもたない・・・」
そう思い薬を簡単に出してくれる病院に駆け込みました。そして睡眠薬、精神安定剤の世話にまたなってしまった。薬漬けの日々がまた始まってしまった。
試験というプレッシャーにいとも簡単に良好な状態を壊された・・・
自律訓練法への無力感、そして通院していた診療内科への期待感も無くなり、ついに次回予約をキャンセルして今まで世話になったI先生の元を申し訳ないと思いつつも、逃げ出してしまったのです。
一体何でこんな事になってしまうのか、ネットでいろいろ検索したました。
その中で、首の頸椎が歪んでいると周囲の神経を圧迫して脳に悪影響を及ぼすという記事を発見し、頸椎のゆがみを直すためにカイロプラクティックや整体にも通ったりもしました。
脳科学の側面から前頭葉が劣っているといろんな悪い症状がでるとの情報もあり、前頭葉を鍛えるために音読法や写経をしたりもしました。
どれも自分には向いていないのか一向に良くなる気配はありませんでした。
新たなメンターとの出会い
やはり深い深い心理的なものが原因なのかと思い、神経症、潜在意識や変性意識関係のキーワードで検索していたら数々の口コミに「岩波英知先生」という名前が沢山ヒットしたのです。
ドリームアート研究所の岩波英知先生だ。とにかくネットユーザーの口コミ反響が大きくあまりに高評価の為、最初は半信半疑でした。
とにかく藁をもすがる思いでそれらの情報を確かめ、岩波英知先生のドリームアートのホームページ見た時には、直感で異様な凄みを感じました。
口コミ中の「すごい!すごい!神経症が治った!」というただの感嘆だけでなく、「覚悟」、「イカレ、狂い」、「トランス呼吸」、「とてつもなく深い変性意識」、「ルーツ分析」これらのキーワードをもとに神経症のメカニズムや解決策がわかりやすく書かれており、そこにある情報はどれもが目新しく、かつ斬新で強烈に惹きつけられたのです。
ドリームアート岩波英知先生の事及び体験談
精神安定剤、睡眠薬の量も再び増えてきた、薬を飲めば一時的には状態は良くなるが、それに伴いだるさ、集中力の急落、口の渇きなどの副作用に見舞われる、病状は一向に快方には向かわず、その場しのぎの対処療法で誤魔化すしかない。
もうこんな状態を繰り返してきて十数年もの長い年月が経つ、さすがに嫌気がさした自分は、根本的な治療をしたいと思い、ドリームアート研究所の岩波先生の神経症プログラム(現在は自己正常化プログラム)を受講する決意をした。
料金は少し高額だが、清水の舞台から飛び降りる覚悟で、「もうどうにでもなれ!」という気持ちでドリームアート研究所に勢いで電話をかけた。
1回目はつながらず、2回目で電話がつながり、岩波先生が対応してくれた。人間の心の造詣に深く、まさにその道のプロフェッショナルとしての強烈な自信を岩波先生の声から感じ取ることができた。
先生もこっちのつらい心境と神経症を治したいという気持ちと覚悟を察知してくれたようで、2か月先だが予約を取ることができた。(とにかく受講者が殺到しているらしく、なかなか予約を取ることが難しいらしい、なので先生はある程度の気持ちを持った人を優先して予約を入れてくれる)
初回は大阪事務所で受講した、直前に先生に電話をかけ、事務所の場所を案内してもらった、噂通り小柄だったが、ロックな風貌で年齢を感じさせないほどパワフルな先生だった。
とにかくこれまで会ってきた精神科や心療内科の白衣をまとった医者とはあらゆる面において異なっていた。
受講一回目で感じたその違いを自分の体験と照らし合わせて、簡単にまとめておきたいと思う。
■世間一般で言われるところの心療内科あるいは精神科の医師
(治療方法)
薬物療法、ただしいつまで飲み続ければ良いか明確な回答がなく、治療法といえるのか甚だ疑問。
カウセリングなど。
一歩進んだ医師は自律訓練法などを指導してくれる。
(日常生活へのアドバイス)
生活習慣を正し、趣味などを持ちストレス解消をして疲れを溜めてはだめ。
また運動をするように勧められる。休むことに罪悪感を持ってはダメなど。
教科書的なアドバイスだ。
(精神面へのアプローチ)
患者の話をよく聞いてくれる、聞いてもらうだけでも患者は安心するらしい。
こうすべき、ああすべきとはほとんど言われない、とにかく話を聞いてくれる。
それだけでも患者は安心できる。
患者のメンタルは表面上は安心するが、一時的なものでまたどうしようもない不安にさいなまれる。
■岩波先生の場合
(治療方法)
治療のレベルではなく魔法と言いたい。
トランス呼吸法、ルーツ分析、変性意識誘導技術など
呼吸法については、マイルドなものから強烈なものまで状況に応じていろいろある。
薬は一切使わない、薬を既に飲んでいる人は徐々に減らしていって最終的に薬を断つことができる。
(日常生活へのアドバイス)
日常生活のくくりでは収まらず人生における生き様、哲学を教えてくれる。
この岩波流、生き様、哲学がかなり斬新でこれまでの自分の考え方、視野がいかに狭かったか思い知らされる。
(精神面へのアプローチ)
こちらの話も当然のことながら聞いてくれるが、それ以上に先生からの「俺こうやってやってきた!」という話を沢山してくれる。
機関銃のようにいろいろ話してくれて、自分はほとんど聞いていだけだった(笑)(汗)
ただし中身のない話では決してなく、人生の真理を鋭く突いた聞き入ってしまう内容でとても為になるし面白かった。
しかも、もっとすごいことは、その話が机上の空論で、ただ頭の表面をなぞるだけではなく、心の奥の奥、潜在意識のとてつもなく深いところで心底わかるようにしてくれるとてつもないアプローチ方法、技術をもっているのだ。その技術力がすさまじいと思えるのは、実際に先生の変性意識誘導技術を体験してみないとわからない。
岩波英知先生のプログラムを受講してみて 口コミを実感
以上のように他の精神科医やカウンセラーとは何もかもが違っていて、ただただ度胆を抜かれことばかりで、大げさな言い方になるかもしれないが、真っ暗な自分の人生に感動と希望をくれたのが岩波先生だった。
おかげ様で完全に神経症と薬とは無縁の生活を送ることが出来るようになり、うつ病、神経症などは世界でも難病の類に分類されているものの、薬物療法以外にも治る方法もあり、治る事もあるんだということを身をもって体験することができたのだ。